2017年07月26日

日本初!燃やせるゴミが資源になる!?「バイオマス資源化センターみとよ」のご紹介(1/3)

こんにちは、ショウタロウです。

みなさん、三豊市に日本初の施設ができたことをご存知ですか?


その名も「バイオマス資源化センターみとよ」です。

建屋全景 (002).jpg

何が日本初なのか、というと…


「燃やせるゴミを発酵・乾燥させて固形燃料の原料として
リサイクルする!」


という点なのです!

 この施設ができたことにより、これまで焼却処分してきたごみの一部がエネルギーとして生まれ変わるのだそうです。

 今日から3回シリーズでこの「バイオマス資源化センターみとよ」と、
今週末7月30日(日)に開催される市民向け見学会についてご紹介していきます!


 今回お話を聞かせていただいたのは
三豊市役所環境部環境衛生課主任の越智博臣さん(写真左)

株式会社エコマスターの鎌倉秀行さん(写真右)

のお二人です。

 ブログ用写真 (002).JPG


 越智さんによると三豊市では10年以上も前からゴミ処理方式について検討を重ねてきたそうです。
同じような時期に鎌倉さんが働かれているエコマスターの社長さんがヨーロッパでトンネルコンポスト方式に出会い、小さな試験機から試作・実証実験を重ねていっていたところ、それぞれの努力が今回の「バイオマス資源化センターみとよ」として結実したそうです。


 通常ゴミ処理というのは市町村が行うものですが、エコマスターの技術が認められ市が委託することとなったそうですが、これは全国的には大変めずらしいことのようです。市では多額の税金を投入して工場を建てる必要がなくなり、大きな財政メリットになったとのことです。


 さて、「燃やせるゴミ」、「可燃ゴミ」といった言葉は私達には馴染みのある言葉ですが、実は世界の中では珍しい言葉なのだそうです。それというのも、世界のゴミ焼却処分場のなんと7割が日本にあるそうで、日本はゴミ処理の分野ではかなり珍しい国のようです。

家庭ごみ (002).jpg
         運ばれてきた家庭ごみ


 今回の「バイオマス資源化センターみとよ」で採用した方式は「燃やす」のではなく「発酵」させる「トンネルコンポスト」と呼ばれる方式です。燃やせるゴミを細かく砕いてトンネル(バイオトンネル、発酵槽)の中に入れ、コンピュータ制御により微生物が活動しやすい環境を17日間維持します。

バイオトンネル群 (002).JPG
         左に見えるのがバイオトンネル

 17日間のうちに、微生物の力で生ゴミはどんどん分解され、量が少なくなっていきます。17日経ったら取り出して、
(1)生ゴミが分解された細かいもの
(2)木くずのような大きく重い物
(3)紙やプラスチックなど比較的軽いもの
の3種類のごみに分けられます。
紙やプラスチックはさらに選別、圧縮梱包して別の工場に運んで固形燃料として加工し再利用されます。

固形燃料原料 .jpg
           圧縮された固形燃料の原料



 さて、このトンネルコンポスト方式、「燃やさず、リサイクルできる」だけではありません!
 その良さはまだまだありますよ。
明日の記事でまとめてご紹介いたします!



お知らせ
 7月30日(日)に三豊市民限定の見学会が開催されます。
 ご興味ある方はぜひお出かけください!

日時 : 平成29年7月30日(日曜日) 13:00〜16:00
場所 : バイオマス資源化センターみとよ(三豊市山本町神田30番地1)
内容 : 施設見学・施設説明
主催者 : 三豊市、株式会社エコマスター(設置・運営事業者)
(注意事項)
三豊市民限定。(一般個人の方および団体の方)
事前予約不要。当日現地受付。
無料

[ここに地図が表示されます]

お読みいただきありがとうございました!




posted by ほんまモンリポーター at 01:00| Comment(0) | 環境への取組 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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