2018年06月24日

【シリーズ三豊の木】積の雌雄クロガネモチ(詫間町)

こんちには、ショウタロウです。

三豊市の名木を紹介するシリーズ、今回は「積の雌雄クロガネモチ」です。

詫間から県道を進んでいくとフラワーパーク浦島を少し過ぎたところで左側に見えてきます。

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右側が雌株(樹高16.5m)、左側が雄株(樹高13.5m)です。

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 クロガネモチという名前はちょっと変わった名前ですが、分類としては「モチノキ属」です。モチノキ属の木はかつて野鳥を捕まえるための鳥黐(とりもち)(ベタベタしたもちのようなもので鳥が触るとくっついてしまう)を作るために使われたことからこの名前になったそうです。ちなみに「もち」という言葉も、そもそもはこの鳥黐の方を指していたのが、派生してお米の餅の方に使われるようになったという説もあります。

「クロガネ」は「黒鉄」で、若枝の黒さや、葉が乾燥すると黒〜紫になることから、などの説があるようです。

 クロガネモチの木の樹肌はなめらかですね。樹木界のもち肌!?
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宅地の関係もあるのでしょうか。写真の左側のほうの枝は切られていますが、樹勢は旺盛です。

 冬にはたくさんの真っ赤な実をつけるのですが(参考HPはこちら)、香川県のHPによると三豊地方では「フユナリ」とも呼ぶそうです。お聞きになったことがある方はいらっしゃるでしょうか。

「クロガネモチ」が金持ちを連想させることから縁起のよい木としてお庭に植えられることも多いとか。この2本の木もそのような願いを込めて植えられたのかもしれませんね。

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 ありがとうございました。

⬛積の雌雄クロガネモチ(香川の保存木)
 住所:三豊市詫間町積638(地図はこちら)
 樹高  雌13.5m、雄16.5m
 胸高周囲 雌2.94m、雄2.48m
posted by ほんまモンリポーター at 01:00| Comment(0) | 三豊の木 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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