2018年07月14日

【三豊の文化財】一つ物ってなに!?「一つ物聖地」

 こんにちは、ショウタロウです。

 三豊には数々の文化財があります。今回は神事「一つ物聖地」(三豊市指定文化財(史跡))をご紹介いたします。

 そもそも「一つ物」ってなんでしょう??
 三豊市HP(こちら)によると、「豊中町比地大の熊岡八幡宮と、笠田笠岡の宇賀神社の祭礼では、毎年、その年に生まれた「一ツ物」と呼ばれる土つかずの小児が、カヤを持ってみこしの前を行く神事が行われています。」と書かれています。つまり「一ツ物」とはまだ土に触れたことのない幼児を指す言葉のようです。

 少し調べてみると、「一つ物」は中部、主に近畿以西で各地に見られる神事・行事のようで、三豊のように人が「一つ物」となる場合と人形が「一つ物」になる場合とがあるようです。

 ちなみに今回の「一つ物聖地」というのは、その神事で使われる斑(ふ)の入った茅の生育地のことです。
 早速行ってみました!

 狭い道を通っていくと…ありました!
 IMG_2701.JPG

 ちゃんと解説板が出ています。
 IMG_2695.JPG
 ふむふむ、ちなみにこちらの解説板には「茅のことを『一つ物』と呼びます」と書いてありますが、どちらなんでしょうか。個人的に色々調べてみるとやっぱり人か人形が「一つ物」であるようですが…

 解説板の右側には…
 IMG_2696.JPG
 これが神事に使われる斑入りの茅なのですね。斑の状態がちょっと見づらいのでアングルを変えてみましょう。
 こちらです!
 IMG_2700.JPG
 たしかに点々と斑が入っていますね。しかもだいぶ立派に育っています。
 この茅、どんなふうにして神事に使われるのでしょうか。その様子もぜひレポートしたいと思います!

⬛一つ物聖地(三豊市指定文化財(史跡))
 住所:三豊市豊中町笠田笠岡2346番地2(地図はこちら

 ありがとうございました!


posted by ほんまモンリポーター at 08:58| Comment(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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