こんにちは、ショウタロウです。
うどんがダントツに有名な香川県ですが、実はさまざまな伝統工芸品もあります(香川県のHPで紹介していますよ→こちら!)
それらの中の一つが三豊市の「岡本焼」。
良質な粘土がとれる三豊市岡本地区からついた名前ですが、現在窯は財田駅横にあります。
場所はこちらです!
この建物の2階がギャラリー兼カフェになっています。立派な煙突が見えていますね。階段を登る前に窯の横を通っていきます。ちなみに窯入れは年に1回のみだそうです。
同じフロアのカフェスペースは窓際にあります。ホームや電車を眺めながらお茶ができますね~
「コーヒーをどうぞ」と淹れていただいたのは、岡本焼を作り続けられている大西修治さんです。
カップもドリッパーもすべて岡本焼ですね!
大西さんは40歳で岡本焼に携わりはじめてもう30年以上になるそうです。
もともと岡本焼きは豆などを煎る「ほうろく」を造っていたとうことですが、その起源は14世紀頃(室町時代)にまで遡るそうです。
さらに歴史をたどれば、渡来人が渡ってきた飛鳥時代(7世紀頃)には、三豊市周辺では須恵器(陶質の土器)が焼かれたり、宗吉には瓦の登窯などがありましたから(宗吉かわらの里展示館HPはこちら)、焼物自体が古来からの伝統産業だったのでしょうね。
さらに歴史をたどれば、渡来人が渡ってきた飛鳥時代(7世紀頃)には、三豊市周辺では須恵器(陶質の土器)が焼かれたり、宗吉には瓦の登窯などがありましたから(宗吉かわらの里展示館HPはこちら)、焼物自体が古来からの伝統産業だったのでしょうね。
大西さん「岡本焼でコーヒーやお茶を飲むと味が変わるから飲んでみて」
えっ!?味が変わる??そんなことありますか??
まあ、気持ちの問題もあるでしょうし、なにより「ものは試し」ですからね。一般的なパックで売っているコーヒーをいれていただきました。
次は岡本焼で…
「あっ!違う!!」
まあまあ舌音痴の私でもわかるぐらいに「まろやか」になっています。なんというかとがった苦味がなくなっているというか…
ちなみに一緒に取材に行ったさくらさんも驚いてましたから間違いないと思います!
いや、不思議ですね〜なぜでしょう???
大西さん「岡本焼きは釉薬を使わずに、国産の赤松だけで焼き締めるんです。その時、焼物の表面につくスス(炭素)などがいい影響を及ぼしているんだと思います」
おおっ、たしかにご飯に木炭を入れるとか、木炭を入れると水がまろやかになるとかよく聞きますものね。
(左は焼く前、右が焼いた後)
見た感じに味わいを添えるだけでなく、まさに味に変化を及ぼすとは!岡本焼、驚きです!
大西さんは岡本焼への思い、特に次の世代に引き継いでいくことへの思いを大変強くもっていらっしゃいます。大西さんま職人としての矜持や思いについては改めてぜひご紹介したいと思います。
ちなみに岡本焼きを未来に引き継いでいくために、大西さんは先月カフェとうどんやを始められました。うどんで使うどんぶりは当然、岡本焼です。うどん屋についても次の記事にてご紹介いたします!
■さぬき岡本焼(ギャラリーとよなか)
住所:香川県三豊市財田町財田上7239-13
TEL:0875-67-4300
営業時間:午前10時〜午後5時
定休日:月曜
ありがとうございました!
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