そんな中でも自分たちにできることは何か、を出来ることから、無理せず自分たちのペースで進み続ける彼女たちの姿を取材し続けてきました。そして、少しずつ前に向かって新しいまんまのもりのかたちをつくっている彼女たちの姿を見て、こんなときだからこそ、ありのままの自分の今できることを。そんな姿が、誰かの元気や勇気になるのではないかと感じました。
まずはなぜ、まんまのもりをはじめることにいたったのか。
まんまのもりのはじまりから、シリーズでお届けしたいと思います。
まんまのもりを始めたメンバーは4人。
その出会いは、当時の高瀬町子育て支援センターでした。
当時の子育て支援センターの様子(写真提供Rさん)
もともと保育所だった施設を利用したその場所は、広い園庭と遊び場があり、未就学の子ども達がのびのび遊び、また、孤独を感じやすいお母さんが、子育ての情報を交換したり、悩みを相談したり心の拠り所となっていました。
ある日、メンバーの1人のRさんは、ある母さんが、帰り際に、1歳になるかならないかの赤ちゃんにお昼に市販のお菓子をあげている姿をみて衝撃を受けます。
子どもが産まれて、小さな身体がどんどん成長する姿に
『この子の身体は食べているものでできているんだ。』
と強く実感し、食事の大切さに改めて感じて勉強をしていた彼女。
もちろん、自身も子育てする中で、毎日子どものご飯を準備することの大変さも感じていました。
『ちゃんとしなきゃと思うほど、負担になってしんどくなってしまうお母さんもいる。子どもを大切に思う気持ちは同じなのに、知らないことで、身体によくないことをしてしまうお母さんもいる。まずは知って欲しい。』
『自分の子どもだけがよければいいというのでは、だめだ。みんながきちんとご飯を食べられる社会になれば、きっとそれが財産になり、次の世代へも繋がっていくはず』
支援センターで食育の話を始めたり、お昼にみんなで一緒におにぎりやお味噌汁を作る活動を始めます。
ごちそうが食べられるのが嬉しいんじゃなくて、食事の基本は昔ながらのケの食事。
農家さんが大切に育てたお米に旬のお野菜や発酵食品であるお味噌を使ったお味噌汁。
昔ながらの日本のご飯は派手さはないけれどとてもよく考えられています。
食事も贅沢になった今では、日々のごはんもハレノ日のご飯のように贅沢になっていて、そうじゃなきゃいけないって思ってしまっているお母さんもたくさんいます。
そんなにがんばらなくてもいいんだよ。
もっとシンプルに、身体に必要なご飯は作れるんだよ。
おにぎりとお味噌汁。
そして支援センターでみんなで育てたお野菜などを使ったちょっとした副菜は、おうちでも簡単に作れるもの。レシピまで添えられていました。
少しずつその活動は、支援センターの中で広がっていって、お家で採れたお野菜を持ってきてくれるお母さんがいたり、
まだ、就学してもいない小さな子ども達にとって、たくさんの人達とご飯を食べるという機会はそれだけで、とっても楽しいもの。しかも、大好きなお母さんも一緒に!
お箸を使えない子も、お友達が使っている姿を見て頑張って練習したり、みんなでおにぎりを握ったり!
メンバーはもちろん、たくさんの子どもを持つお母さんにとってその日は楽しい大切な居場所となっていました。
けれども、そんな支援センターは耐震の関係で移動を余儀なくされることになりました。もちろん、新しく支援センターはできましたが、以前のように自由に遊べる広い園庭もなく、みんなでご飯を作れる場所もありませんでした。それは、仕方がないことですが、心の拠り所が無くなるような寂しい気持ちになったそうです。
自分たちにとって、たくさんの子どもたちやお母さんにとって、かけがえのない場所だった支援センターを残したい!最初はそんな思いで集まった4人でしたが、話は止まることはなく、その時、Mさん中で、ずっと心にあったこども食堂の話にみんな大盛り上がり。なんと、その場でこどもおとな食堂 まんまのもりのを始めよう!と決定したそうです
田舎だといっても繋がりが希薄になっている今の社会の中で
心の中の寂しさは
子育てしているお母さんはもちろん
学生やお年寄り
居場所を求めている人達はきっとたくさんいるのではないでしょうか?
『おとなもこどもも、安心して気軽に集まれるそんな居場所を作りたい』
そんな想いを共にしたメンバーがそれぞれの得意分野や、想いを形にしたまんまのもり
次回は実際にまんまのもりが動きだしてからを紹介します。
まんまもりの詳細は まんまのもりFacebook
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