こんにちは、ショウタロウです。
先日ご紹介した青いスイレン(記事はこちら)がテレビでも報道され、放送後には平日にも関わらず数百人が訪れたという「宝山湖の財田里山ビオトープ」。
そして、お彼岸をすぎる頃からは宝山湖岸のヒガンバナが見頃を迎えますね。
この宝山湖の宝石とも言える花々を育ててこられたのが図子忠義(ただよし)さんです。
(図子忠義さん)
ちなみに図子さんの本業はイチゴ農家ですが、年間の7割はボランティア活動されているとのことですよ。
⬛青いスイレン
− 青いスイレンが大人気になっていますね。いつから咲いているんでしょうか??
図子さん「ここのスイレンは4年前から育て始めました。2年目に土砂崩れで埋まったりというアクシデントもありましたが、先日はテレビでも取り上げてもらったことで一日に400人ぐらいは来られたと思います。」
− 青いスイレンの管理って大変なのでしょうか?
図子さん「一番たいへんなのは冬です。青いスイレンは熱帯性なので、財田の冬は越せないんです。冬は水の中から球根を掘り出してハウスの中で貯蔵して、春にまた植え直します。この貯蔵方法が難しいんです」
(雨でも多くの人々が青いスイレンを見に来られてました)
⬛ヒガンバナ
ー 近年とても有名になった宝山湖のヒガンバナですが、どのようにして今の形になったのでしょうか?
図子さん「宝山湖を掘った時の土を盛ったむき出しの斜面に、13年ほど前から700本の桜やアジサイなど四季折々の花10種類ほどを植えました。うまく根付かなかったのものも多かったのですが、桜とアジサイ、そしてヒガンバナが残ってくれました」
図子さん「ヒガンバナについては夫婦で5年ほどかけて3万株ほど植えました。最近ではまちづくり推進隊財田の方々も手伝ってくれて今は4万株ぐらいあります。なにより球根を集めてくるのが大変でした。田んぼの畦や道端などから集めてきたんです」
その多大な努力おかげで下の写真のような景色になったんですね(写真は昨年の様子です)
図子さん「辛いのは花の期間が1週間ほどしかないことです」
束の間の美しさなんですね。去年は9/25〜30日ぐらいが見頃だったそうです。今年もそのぐらいになるでしょうか。
お話をうかがってみて、やはりこれだけ人を惹きつけるものにするためには大変なご苦労があったことがよくわかりました。
さて、長年図子さんご夫婦の力で守られ育ててこられたヒガンバナですが、その取組に協力されていたNPO法人まちづく推進隊財田では、今年、「宝山湖の彼岸花をまもる会」を立ち上げられました!
この機会にご協力してみたいと思われた方、お問い合わせされてみませんか?
問い合わせ先:NPO法人まちづくり推進隊財田
電話:0875-67-3790(平日9〜17時)
さて、最後に大切なお願いです。
【お願い!!】
現在、青いスイレンを見に平日でも多くの人が訪れていらっしゃいます。これからヒガンバナも咲いてくると一層の混雑が予想されますので、以下の2つの事項は必ずお守りいただくようお願いいたします。
1.駐車場は宝山湖入り口の広い駐車場に停めてください。
理由:駐車場からヒガンバナやスイレンの咲いている場所までの道は細いため、みなさんが車で行かれると、行きと帰りの車がすれ違いができず、身動きがとれなくなります。何卒ご協力よろしくお願いいたします。
2.宝山湖の水は生活飲用水です。ごみが出た場合は必ずお持ち帰りください(現地にゴミ箱はありません)
何卒よろしくお願いいたします!
最後に…
スイレンやヒガンバナを植え、育てててこられた図子さんですが、そのきっかけは奥様のフミ子さんがとてもお花好きだったことだそうです。花と奥様への愛情、ご夫婦の努力が育て上げた宝山湖の宝石でした😊
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