こんにちは、ショウタロウです。
早速ですが、以前から三豊市山本町神田(国道377号線のまんのう町との境界近くです)にあるこの鉄塔が気になっていました。
「この鉄塔はなんなのだろう?」
近くにいってみると…
と書かれています。「鉄塔試験場??」
看板を見て更に謎が深まりました。
「なんの試験をしているんだろう???」
ということで、看板に書かれていた「デンロコーポレーション」のHPから問い合わせをしてみましたよ。
すぐに担当の方からお返事があり、なんと現地にて説明してくださるとのこと、ありがとうございます!
約束の日にお越しいただいたのは株式会社デンロコーポレーションの営業部長の片山さんと技術課長の筒井さんのお二人。お忙しい中、問い合わせにご対応いただきまして、感謝申し上げます!
デンロコーポーレーションは、主に鉄塔を作っている会社で、大阪本社の他、丸亀市、福島県相馬市、岩手県花巻市、大阪府八尾市に工場を、そして全国の主要都市に支店を持っていらっしゃる全国規模の会社です(鉄塔の全国シェアは断トツのNo.1とのことです)。
(筒井さん(左)と片山さん(右))
ショ「早速ですが、こちらの鉄塔はなんなのでしょう??」
筒井さん「この鉄塔は鉄塔の耐久性などを試験しています。どれぐらい力をかけたら壊れるか?を測定しているんですよ」
ショ「えっ、壊れるのをテストするのですか?わざわざ壊さなくても『壊れなかった』という試験でもよさそうですが…」
筒井さん「そうですよね、でも特に海外に輸出する場合、必要以上の耐久性があることをテストで確認することが契約上求められているのです。ですので、『ここまで力を加えたら壊れました』というのを実際にテストして確かめます」
ショ「そうなのですね。どんなふうにテストするんですか?」
片山さん「今見えている3つの鉄塔の間に、実際にテストする鉄塔を建てて、3つの鉄塔からワイヤーをかけてウインチで引っ張るんです」
(階層構造になっているのは、試験する鉄塔によって引っ張る高さが違うからだそうです)
なるほど!鉄塔を壊してみるための鉄塔だったのですね!
ちなみに国内にはこのような試験場は3箇所程度しかないとのこと。かなりレアな施設だったのですね。
ショ「試験はよく行われているんですか?」
片山さん「そうですね。昔ほどではありませんが、今も年に1回ぐらいは実施していますよ」

(耐久試験で折れ曲がった鉄塔)
運が良ければ通りがかったときに見られそうですね。鉄塔の安全性、経済性を試験するための試験場なのでした!
ちなみに四国の電力鉄塔の多くはデンロコーポーレーションで作られたものだそうです。その他にも携帯電話や無線鉄塔なども作られていますので、みなさまが目にするさまざまな鉄塔が実はこちらの会社で作られたものかもしれませんよ。
片山さん、筒井さん、この度は取材へのご協力ありがとうございました!
⬛謎の鉄塔(デンロコーポレーション琴平鉄塔試験場)
住所:香川県三豊市山本町神田
株式会社デンロコーポレーション(HPはこちら)
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