「ミトヨの生き方・働き方を知ってミヨ」会社編 vol.5
株式会社オギタヘムト
〇過去の取材記事紹介はこちら
〇三豊肌衣公式ホームページ:https://hadae.jp/
2011年の自社工場再開、2016年自社ブランド「三豊肌衣」スタートなど、チャレンジを続けている株式会社オギタヘムト。
新しい商品も増える中で、特にこの1〜2年、インターネットでの販売や新しい取り組みが増えています。
そこには、新しいチャレンジをサポートする経験のあるスタッフの加入がありました!
2020年春にオギタヘムトに入られた南部悟さんにお話を伺います。
株式会社オギタヘムト
ICT事業部 部長 南部悟さん
ICT事業部 部長 南部悟さん
(南部さん)
「昨年2020年の春、オギタヘムトに入社しました。
香川に来る前は、大阪で自社ブランドを展開しているハンドバッグメーカーでネットショップやカタログ通販の運営業務をしていました。
そのハンドバッグメーカーも私の入社当時は、自社で生産したハンドバッグを小売業者に販売する卸売りがメインでしたが、在籍した10年の間に一般消費者に直接販売するビジネス形態が中心の会社に変わり、リピート顧客を獲得することで会社は大きく成長していきました。
オギタヘムトも卸売りがメインの会社ですが、2011年に自社工場を再開し、2016年に自社ブランド『三豊肌衣』を立ち上げました。
ちょうど私が新しいことに挑戦したいと思い前職を退職した頃、オギタヘムトをより成長していく会社にするために、『ハンドバッグメーカーでの経験を活かし、ぜひ力を貸してほしい』と、前職でお世話になった執行役員の方からお声がけをいただきました。
そして、オギタヘムトを知るほどに『ここで働きたい!』と思うようになり入社を決めました。」
こちらに来て1年半くらい、具体的にどのようなことに取り組んでいるのですか?
(南部さん)
「ハンドバッグとアパレル(シャツ)の違いを感じながらも、『三豊肌衣』ブランドを全国に向けて発信していくために、前職で培ってきた経験を活かこと、そして自分なりの新しいチャレンジ、その両方に取り組んでいます。」
「まず、オギタヘムトでは、ネットを通じた情報発信を始めたばかりで、なかなか結果に結びついていませんでした。
そのため、まずは、どんな人たちが、どんなキーワードでシャツを探すのかを検証しました。例えば、『シャツ』を買いたい人が検索しても、『三豊肌衣』のようなタオル地のシャツを探している人はまずいません。また、『今治タオル』で検索する人であっても、タオル地のシャツを探している人はいませんよね。ということで、『三豊肌衣』の魅力をきちんと伝えるために、ゆっくり文章を読んで知ってもらう仕掛けを作りました。」
(公式HPより、三豊肌衣の想いを伝える表示の一つ)
「そして、リピート顧客づくりの段階に進みます。たとえば、公式ホームページの写真を1つ変えるだけで、反応が変わります。タイムリーに公式ホームページを更新し、どんな写真やキャッチコピーが効果的かなど、日々トライ&エラーを繰り返しながら、最適な状況を探り出します。」
日々の丁寧なトライ&エラーを続けることで発信の精度を上げていくという準備をされていたんですね!
(南部さん)
「そうです! 公式ホームページが、『三豊肌衣』最初の接客担当としてお客さまに向き合っていると考えたら、発信の精度を上げていくことはブランドの入り口となるとても大切な仕事になります。ですから、日々トライ&エラーを重ねて、少しずつでも成果を上げていく必要があります。」
〇三豊肌衣公式ホームページ:https://hadae.jp/
EC&ネット販売というと、花形で華やかな部分をイメージされる方も多いかもしれませんが、凄く丁寧で地味な作業が多いのですね!
南部さんの専門はEC&ネット販売ということで、EC&ネット販売の仕組みを構築する仕事について、もう少し教えてください。
(南部さん)
「ネット販売の仕事に携わるには、大きく分けて2つの道があります。
一つは、ホームページ制作会社に入り、依頼を受けたWebサイトを作る仕事です。ソフトウェアの操作スキルや製作・デザインに関する技術をあげていきたいのであれば、制作会社で働くのが近道です。
もう一つは、メーカーや小売業者に入って自社のネットショップで働くことです。
これは自社で取り扱う商品のコンセプトをしっかりと理解し、どのように魅力を伝えるか、そして何が足りないのかと検証を繰り返し実施することで、商品の売上といった具体的な数値として成果を感じられる仕事です。自社の商品を大切に思うメンバーとつながり、制作、販売の部門が一緒になってネットショップを育てていきます。」
南部さんは、主にメーカーでEC&ネット事業に関わっていらっしゃるのですよね!?
お話を伺っていても、とても楽しそうに話されているなと見えますがいかがですか?
(南部さん)
「自社や商品への愛着が高まり、また売上として結果が見えてくるので、成果が出たときにはすごく達成感を感じています。何が足りないのかを一つずつ見つけて、改善していけば、必ず結果も出てきますので、地味な部分もありますが、私はやりがいを感じています。」
オギタヘムトでは、こうしたEC&ネット事業にもっと力を入れていきたいのですよね!?
(南部さん)
「入社して1年半、2020年に始めた地道な準備の結果が2021年に入ってようやく見え始めてきました。今はまだスタッフも少なく、ネットショップに関わる仕事が初めての人もいるので、成長を促しながら経験を積んでもらっています。
以前の会社では部署として担当外だった仕事も今は全部引き受けているので、自分自身の新たな一面を知ることができました。
これから、社内でも『三豊肌衣』ブランドの重要性がもっと高まって、一緒に働けるメンバーが増えたらと思っています。」
(今年、クラウドファンディングにもチャレンジした藍染のシャツと一緒に)
これからどんな人と一緒に働きたいですか?
(南部さん)
「WEB業界は、次々と新しい技術が生まれていて、今できないと思っていることも、技術的な面ではだいたいできるようになっていきます。なので、まずは自分がお客様に何を伝えたいのかしっかりと考えられることが重要。その上で技術を自発的に学び、様々な事にトライして経験を積んでいきたいという意欲のある人がいいですね。
オギタヘムトのように自社ブランドを展開するネット事業では、商品企画から販売まで幅広い業務に関わることも可能です。自分の会社で作られる商品を知りながら、想いを込めて魅力を発信する場所を作っていきますので、ネットショップ運営のことを勉強したい人も、アパレルやファッションに興味のある方も、どちらも挑戦できる職場になっていると思っています。」
若い方には、勉強にも、チャレンジにもなる職場になりそうですね!
ありがとうございました!!!
「ミトヨの生き方・働き方」
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