こんにちは、ごめです。
9月28日に、市長の志々島視察がありました!(記事はこちら)
主な目的は、志々島で栽培している薬用作物『ミシマサイコ』の畑を視察すること✨
ミシマサイコの栽培について、具体的にお話を聞いてきました
■ミシマサイコとは
セリの仲間の多年草。薬用作物としては、解熱、強壮などの作用があります。
実際に配合される主な漢方処方はこちら
「乙字湯,加味帰脾湯,荊芥連翹湯,柴陥湯,柴胡桂枝湯,柴胡桂枝乾姜湯,柴胡清肝湯,柴胡加竜骨牡蛎湯,柴芍六君子湯,柴苓湯,滋陰至宝湯,四逆散,十味敗毒湯,小柴胡湯,加味逍遙散,神秘湯,大柴胡湯,竹茹温胆湯,補中益気湯,抑肝散 等」
その姿はまるで黄色のかすみ草この可憐な花は1ヶ月くらい咲き続け、いい香りを放っています。
■栽培について
種を蒔くのは2〜3月頃。
土の部分にシートをはって、うまく寸法を合わせつつ、適した間隔で蒔くことで初めて芽吹いてくれるそうです。
その後、夏の間も手入れを繰り返し、台風被害の対処をしながら懸命に世話をすることで、9月頃花を咲かせます
11月ごろ茶色く実った種を、12月〜1月ごろに根の部分を収穫し、それぞれ生薬会社に納品します。
実際に漢方になるのは、根っこの部分です。
根の部分が太くなるよう、工夫して栽培していくことが鍵になります
農業でよく使われるマルチシート。上手にはるのは難しいそうです。
■特徴
水はけの良い土地の方がよく育ちます
田園の跡地など、水はけの悪い場所で栽培すると、難しく大変だそうです。
志々島は島全体として水捌けが良く、ミシマサイコの栽培にはぴったりです
三豊市内、他にもミシマサイコの栽培をしているところはありますが、これだけ綺麗に揃っているのは他にない!という市長の太鼓判もありました
以前は「花の島」と呼ばれ、パッチワークのようにカラフルな花畑があった志々島。
現在は、人口減少もあり、以前のような花の栽培は行われていませんが、薬用作物という形で花畑が復活したのは本当に喜ばしいことですね!
観光スポットになりつつある「天空の花畑」と合わせて、美しい光景を見せてくれることを願います
また、志々島のような小規模の離島では、なかなか産業が発達・発展しづらい状況があります。
島に魅力を感じ、移住を検討する人の中にも、「仕事がないから」という理由で諦めた人も多いのではないでしょうか。
そんな中、志々島の環境にぴったりの産業として、薬用作物の栽培が発展していくと、今後の島の未来も明るくなりそうです
次回は、志々島でミシマサイコの栽培に取り組む笹生さんについて、移住の経緯などを含めご紹介したいと思います!
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