「ミトヨの生き方・働き方を知ってミヨ」
三豊市内で暮らす人たちのライフスタイルを紹介 Vol.8-1(前編)
「全国戻りたい街ランキング2021」で、全国の都市の中で第3位に選ばれた香川県三豊市。
『交通の便利さ』は0点と利便性の悪さはあるものの、『街並みや雰囲気』、『安全』、『愛着』が100点と、『三豊市が好きだから戻りたい』と思っている人が多いことがわかる嬉しい結果となりました。
今回は、一度は三豊を離れたものの、Uターンし、現在三豊市での生活や仕事に向かっている方にお話を伺いました。
今川亜由美さん(以下、亜由美さん)
三豊市仁尾町生まれ。
高校を卒業するタイミングで、関西圏の大学に進学。
卒業後は、高松や中国地方を拠点に就職。
2015年、17年近く離れていた三豊市へ戻ることを決める。
(父母ヶ浜の夕景の写真)
現在は三豊市仁尾町を拠点として、年間45万人近い人が訪れるようになった父母ヶ浜にある「KAKIGORI CAFÉ ひむろ」、「百歳書店」の代表として、たくさんの人をおもてなしする働き方をされています。
「父母ヶ浜」がインスタ映えスポットとして注目を浴びだしたのが2017年から。
三豊に戻ると決めたのが2015年ですから、まだそんなにたくさんの人が来ている時ではなかったですよね?
(亜由美さん)
「2015年に戻った時には、まだ、たくさんの人が来るような場所ではなかったですね。
子どもの頃は、地元の人たちの海水浴場として、年間1万人くらいの人が来る程度だった浜に、この数年でたくさんの人が来てくれるようになりました。『KAKIGORI CAFE ひむろ』は父母が浜に多くの方に来てほしいと始まったお店ですから願いが叶い奇跡のように感じています。」
本当にこの数年で、仁尾町の雰囲気も大きく変わりましたよね!
子どもの頃、仁尾町での生活はどんな感じでしたか?
(亜由美さん)
「海と山に囲まれて自然は多いですが、何もないところだと思っていました。
高校で隣市に進学しましたが、この時にすごく世界が広がりました!
生まれ育った環境から少し飛び出して、新しい友人がたくさんできましたし、いろんな価値観にふれることのできた3年間でした。
さらに、大学進学は県外に行ってみたいと思い関西に進学しました。」
(何にもないと思っていた仁尾町の海岸線)
大学進学で県外へ、どんどん世界が広がりましたね!
(亜由美さん)
「大学時代はのびのびと過ごしましたね〜。ボランティアクラブで活動したり、海外旅行にも行くようになったりと、すべてが初めての経験で学ぶことが多かったです。」
「大学卒業後は、ファッションに興味があったので、アパレル業界に就職し、実家には帰らず岡山や高松の店舗を拠点に、経験を重ねていきました。経験を重ねる中で、人材は人財であると学び、コーチングの勉強もしました。」
生き生きと働いている様子が、目に浮かびます!
それでも、三豊へ戻られることにしたのですね?
(亜由美さん)
「30代になり、『働く』ということが好きだなと実感しつつも、販売をしている10年後の自分が想像できないなと感じていました。
将来を考える上で、どこにいても一生懸命『働く』のであれば、実家の仕事を手伝い、家族のために働くということが、とても自然な流れに感じられて、17年ぶりに三豊へ、生まれ育った仁尾町へ帰ることを決めました。」
(17年ぶりに戻ることに決めた仁尾町、父母ヶ浜を見下ろすポイントから)
2015年、三豊に戻ってから、最初は実家のお仕事からですか?
(亜由美さん)
「2015年に三豊に戻り、家業のスーパーで経理と担当することになりました。
ちょうどその年にいくつか始めた事業の内の一つが『KAKIGORI CAFÉひむろ』です。ひむろも、その後、私が中心となり引き継ぐことになりました。」
「KAKIGORI CAFÉひむろ」での仕事を通じて、今ある父母ヶ浜への関りが始まっていったという亜由美さんの三豊市でのお話は、引き続き後編で伺います。
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