昨日のラジオ&ブログでご紹介した、
香川高等専門学校詫間キャンバス
専攻科2年 天造研究室の春日貴章さん
香川高等専門学校詫間キャンバス
専攻科2年 天造研究室の春日貴章さん
◎派遣が決まるまでのお話はこちら
◎研究のテーマときっかけのお話はこちら
今回は、スウェーデンへ向かわれ、
ノーベル賞授賞式&晩餐会に出席された際のお話を伺います!
出発前に心配だったことや準備したことは?
ドレスコードやテーブルマナーなど、
これまで考えたことのなかったことが、大丈夫かな?と思いました。
ビジネスカジュアル = 普段着
ビジネス = スーツ
カクテル = ダークスーツ
ホワイトタイ = タキシード、または伝統衣装
ホワイトタイが、特に心配でしたが、
いろいろな人のアドバイスをいただきながら、
今回は、伝統衣装の紋付袴を選び、
現地では、自分でYOU TUBEを見ながら、着付けをしました。
現地では袴は皆さんに喜んでいただき、
いろいろな質問をされたのですが、
日本の衣装の意味、歴史やしきたりを知らなかったので、
簡単な説明しかできなかったことが残念でした。
現地滞在中は、どのように過ごされたのですが?
毎日、さまざまなプログラムが盛り込まれていました。
最初に、現地の高校生に向けて、自分の研究を発表しました。
4日目には、スウェーデンの日本大使館主催の、
日本人向けのパーティーがありました。
今回、日本人でノーベル生理学・医学賞を受賞された
大隅良典先生も出席されていたので、
少しですがお話をさせていただきました。
6日目が、ノーベル賞授賞式と晩餐会でした。
スウェーデンの国王をはじめ王室の方や、
世界中から集まっている研究者の方などが揃う会場は、
特別な雰囲気がありました。
食事は、3品が出るのですが、
まずは、国王が手を付け、そこから少しずつ周りの席の人に、
波のように広がっていくので、この3品だけでも
4時間以上の時間がかかる厳かなものでした。
日本に帰国した今、思うこと、いろいろとお聞かせください。
まずは、ノーベル賞を受賞された大隅先生から、
『若いうちに研究をする仲間を見つけておきなさい』
というような言葉をいただきました。
また、今回、僕は23歳で出席しましたが、
ほかの国から来ていた学生や、現地でコーディネーターをしてくれた人は、
みんな、僕より年下でした。
みんな、しっかりと研究をはじめ、続けて、世界に出て行っています。
若手の研究者として、国際的な場でも自信をもって発表していて、
その姿に刺激を受けました。
これから、大阪大学大学院に進学し、
原子力とは違う分野の研究を続ける予定です。
これまで、僕には大きな目標がありませんでした。
なかったからこそ、目の前のことに最善を尽くしてきました。
そして、今回のプログラムも目の前に来たチャンスとして挑戦をしました。
悩んでいても仕方ないので、これからも常にベストを尽くし、
いいものを作り出していけるように進んでいきたいと、
今回の経験も、改めて感じました!
3回にわたる春日さんのお話、とても引き込まれました!
若い研究者たちが自信をもって発表している姿に刺激を受けたと
話されていましたが、春日さんも、これまでの経験を重ね、
とても、しっかりインタビューにお話しくださいました。
また、これからがとても楽しみな研究者が、
三豊から育っていきそうで、こころからわくわくする
インタビューでした♬
これからも、応援しています!!!