2018年02月04日

鹿児島で詫間海軍航空隊の飛行艇に出会う!

 こんにちは、ショウタロウです。

 先日、鹿児島県の鹿屋市を訪れ、鹿屋航空基地史料館(詳しくはこちら)に立ち寄りました。

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 資料館の敷地はかなり広く、同地には海上自衛隊の基地もあるため、海上自衛隊の様々な航空機も含めて展示されていました。
 その一角、上の写真では下の中央付近にひときわ大きな飛行機が展示されています。

 こちらです!
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 これはもしや…(どこかで見た記憶が…)

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 やっぱり二式大艇でした!三豊市にあった詫間海軍航空隊で使われていた飛行艇です。

  過去の「二式大艇」に関する記事はこちら
  過去の「詫間海軍航空隊」に関する記事は → その1その2

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 (↑写真をクリックすると拡大されます)

 解説文を読むと、この機体は実際に詫間海軍航空隊で運用されていたものでした!
 一度アメリカ軍に引き渡されて調査された後、日本に返還され鹿屋で展示される、という経緯をたどったようです。解説文の最後のほうに「三豊市詫間町」の文字も見えますね。  

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 詫間の海に浮かび、空を飛んだ機体なのですね…

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 大変綺麗な状態で今でも飛べそうです。

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 後部から…
 しばらくの間写真ばかり撮っていました。

 こちらが資料館です。太平洋戦争における航空機の役割の変化などの歴史の紹介や、鹿屋基地から飛び立った特攻隊員の紹介、ゼロ戦の展示、海上自衛隊の活動の紹介などがされています。入館無料です。
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 三豊から鹿児島、さらに鹿屋というと、ちょっと遠いのですが(JRで詫間から鹿児島中央駅まで5時間前後、鹿児島中央駅から鹿屋への直行バスで資料館前まで2時間程度)、機会がありましたらぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?

⬛鹿屋航空基地史料館

 入館料 無料
 開館時間 午前9時から午後5時まで(入館は4時30分まで)
 休館日 12/29〜1/3のみ。それ以外は毎日開館しています。

 〒893-8510 鹿屋市西原3丁目11番2号
 TEL 0994-43-3111

[ここに地図が表示されます]
地図左側の「+」ボタンを押していくと地図が拡大されて、7回ほどで航空基地資料館が表示されます。

ありがとうございました。


posted by ほんまモンリポーター at 18:24| Comment(0) | 三豊ミステリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月06日

『ジーンズ』をキーワードに注目♬ 尾崎大明神(詫間町)

さくらです

誰もが、1本は持っているのではないでしょうか・・・!?


ジーンズ!!!

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日常着としても、おしゃれにも、手放せないという方も多いはずです!
ジーンズと言えば、「アメリカ」なイメージが思い浮かぶかもしれませんが、
日本国内にも、誰もが知っている、BOBSONやBIG JOHNなどの有名国産ジーンズブランドもあります。

実は、その、国産ブランドのBOBSONとBIG JOHNの創始者である尾崎一族、この三豊市詫間町の尾崎大明神の、まさにすぐそばの出身なんだそうです。
現在は、ジーンズの産地として知られている岡山県児島を中心に事業展開をされておりますが、出身地である、この詫間町の尾崎大明神への思い入れは強く、定期的にこの地へお参りに足を運ばれていました。
現在ある鳥居や、神社の維持にも、大きく貢献してくれています。

ジーンズ事業の面からも、この尾崎大明神に助けられたと感じているところも多く、尾崎一族の出身地として、そして、ジーンズを広めることになった聖地のひとつとして、この尾崎大明神を大きくアピールしていく動きがはじまりつつあります。
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その動きを地域としてサポートしている、
三豊市詫間町、波止艾自治会 会長の古谷さんにお話を伺いました🎵

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この尾崎神社は、江戸時代の中期に、この地に光るものがあるという沖の漁師からの噂を頼りに、村人が付近を捜索したところ、光る石を発見したと言われています。
村人はその意思を祀り、時代を重ねるにつれて祠となり、現在の神社に至っています。
この地の地名「尾崎」と名付けられ、光る石を祀る神社として、村の人から長い間大切にされてきました。

いろいろな逸話も残っています。
この神社の氏子の方は、神社の裏手にある「ばべの木」の葉っぱをお守りに入れて戦争へ出征しましたが、不思議なことに誰も戦死することなく、帰還できたたということで、ますます大事にされるようになりました。

この神社のすぐ横に住んでいた尾崎家は、日本ジーンズのボブソンやビックジョンを生み出した一族です。
この地を離れた後も、尾崎大明神のことを大切にしてくれ、老朽化した神社の再建に寄与いただいています。
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ということで、今後、この地をジーンズの聖地として、ジーンズが好きな方に足を運んでいただける場所になっていけたらと、いろいろなことを始めていく予定です。
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まず、今年の秋のお祭りには、ジーンズを大切にしている方がお参りにいらっしゃるようであれば、ぜひお越しください!
実は現在ある、鈴緒は、ジーンズと同じインディゴ染めされています。
そして境内にも、五穀豊穣の品に加えて、ジーンズも奉納されています。
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10月14日(土)は午後から、波止艾自治会の皆さん、年齢は若い方で20代〜一番年長者で90代の方が、ジーンズをはいて、お参りに集まります。
そして、本祭りとなる10月15日(日)朝8時〜午後2時頃まで、
ジーンズ好きの方であれば、だれでも、この地を参りにお越しください。
当日、神社では、ジーンズも置いてあるそうですので、
ジーンズを履いていない方も、お気軽に足を運んでください!


ということで、全国でも珍しいジーンズを大切にしている神社へ、
ジーンズ好きの方、これは見逃せませんよ♪
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(尾崎神社からの景色)


尾崎大明神
三豊市詫間町、小浜バス停を紫雲出山側に入る細い道を上っていくと、
尾崎大明神があります。
小浜バス停からは、かなり細い道となります。
また、駐車場も台数が限られますので、ご注意ください。

目印の一つは、三豊市詫間町にできたゲストハウス『燧』
尾崎大明神は、この『燧』のもう少し上となります。
 ◎燧のFBページはこちら





posted by ほんまモンリポーター at 21:39| Comment(0) | 三豊ミステリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月16日

『一』の願いをかなえる、ここにしかないお守り♬


この季節、ろう梅の黄金色の花と甘い香りに包まれる、
豊中町の『延命院』

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延命院のお守りは・・・・
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延命院でしか手に入らないこのお守りにも、
『一』に想いが込められています。
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手のひら(たなごころ)でつつみこんであたためると・・・ 
あら不思議!
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ふんわりと般若心経の字が浮かび上がってきます

ご住職さんとお話していても、
このようなデザインと機能を持ったお守りは、
他では見たことないとお話しされていました!



今、大切な一つのお願い事って何ですか・・・?!


1つのお願いというと、合格祈願や、
最近では就活、婚活、妊活へのお願いなども多いそうです。
このお守り、黒を基調としたシックな雰囲気なので、
デザインを気にする若い方や女性にも人気が高いそうです!

ろう梅を楽しみ、お願いごともしっかりと・・・
贅沢な冬の一日をお過ごしください。

 ◎春を告げる花 ろう梅の情報はこちら
 ◎一つのお願い事を叶える『一』の字にについてはこちら
 ◎最寄りのほっこりお立ち寄りcafe情報 Ta蔵についてはこちら

お守りは、本堂の中に並んでいます。
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七宝山延命院勝楽寺
住所 三豊市豊中町上高野858
電話 0875-62-2602




posted by ほんまモンリポーター at 12:07| Comment(2) | 三豊ミステリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月07日

財田町の山奥で化石を発掘♪ 『財田町は昔は海だった・・・(7,000万年前)』

さくらです

昔々・・・の様子は、想像を膨らませることしかできませんが、
それでも、いろんな調査の結果、わかることもありますよね♪

そう、今は、三豊市の中では、『里山』担当である、財田町も・・・
7,000万年前には、海だった!!!

なんだか、今の姿からは想像ができませんが、
46億年と言われている地球から見たら、7000万年前さえも、
ほんのちょっと前の出来事なのかもしれません・・・


そんな『昔は海だった財田町』に、
化石が見つかりやすいポイントがあるということで、
ユニークな企画が作られました!


『昔、むかし、あるところに・・・』
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三豊市にある島の中で、瀬戸内国際芸術祭に関わっている粟島の
芸術家事情に深くかかわってくれているアーティストの日比野克彦さん
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その日比野克彦さんと一緒に、化石を発掘して、
そこから想像する『昔、むかし』の何かを想像しようというこちらの企画!


たくさんの親子連れが集まりました!
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まずは、目を守るゴーグル&手を守る軍手を用意!
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そして、みんなで山の中から、化石を掘り出します。
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正直なことを言うと・・・『化石と言っても、そんなに簡単に見つかるの?』と
私の頭の中は、???でした。

でも、びっくり!!!
見つかる、見つかる!
みんな、次々と、いろんな化石を発見して、
講師の先生たちに見せに来ます。


見つかった化石は、こんな感じ!
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化石の講師は、地元財田町で自然観察同好会をされている近井さんの周りには
次々と子供たちが集まって、『これは? これは?』と聞きに来ます
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新しい!?
講師の先生も見たことがないような化石も、見つかりましたよ〜♪


子供たち、集中して化石を探しまわり、
コンコン、コンコンと、石を割る音が響き渡ります。


現在、この地層から見つかる生物の中で、
はっきりと名前がわかっているものが4種類だけなんだそうです!

それ以外にも、いろいろな植物や生物の模様と思われるものは見つかりますが・・・
わかっていないことも多いそうです。

ということで、今はまだ『発見』されていないかもしれない、
新しい模様や生物、そしてストーリーを、子供たちがたくさん紡いでほしい

ということで、化石発掘の後は、発掘した化石から想像したストーリーを
それぞれが作っていきます。

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いろんな作品が完成!!!
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みんなそれぞれのストーリーが面白くって、
笑っちゃうもの、へ〜そんなんありそうと感心するもの、
たくさんの作品が完成しました♪

こちらは、また三豊市内のソコソコ想像所内に、展示される予定です。

瀬戸内国際芸術祭2016に向けて、いろいろなことが動き出している三豊市です!



posted by ほんまモンリポーター at 16:55| Comment(2) | 三豊ミステリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年06月24日

飛鳥時代の衣装復元プロジェクト 始動!

さくらですかわいい

いつも面白い研究や地元に根差したいろいろな活動に
力を貸してくれる三豊市内の『香川県立笠田高校』
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 ひらめき笠田高校のこれまでのご紹介記事はこちらから 

先日、この笠田高校デザイン科と宗吉かわらの里展示館・宗吉瓦窯会が、
飛鳥時代の衣装復元プロジェクトを開始するということで、
現場の様子を見せていただきました!
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現場とは・・・笠田高校の被覆実習室!


どうして、このようなご縁が生まれたかと言うと・・・
三野町にある国指定史跡 『宗吉かわらの里展示館・宗吉瓦窯跡史跡公園』
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時は飛鳥・奈良時代
藤原京という都を造成するために必要となったたくさんの瓦の一部を、
この三野町の宗吉で製造し、船を使った輸送で送っていたという史跡が
発掘されています。
 ひらめき3つの日本一などの詳しい話はこちらから

この飛鳥・奈良時代にゆかりの深い『宗吉かわらの里展示館』で、
さらに、この時代のことを知り、体験してもらいたいという想いから企画をし、
古代衣装の情報を集め、地元の協力の元、プロジェクトが始まりました!

この日は、宗吉かわらの里展示館をサポートしている
地元のボランティアグループ『宗吉瓦窯会』の方から、
衣装制作に必要な生地の進呈が行われました。
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復元した衣装を制作してくれるのは、「笠田高校デザイン科」の5名
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和装の勉強をしているということで、甚平やゆかたを制作した経験があります。
古代の衣装と言っても、生地の素材や多少の時代の流行りなどで違うところはありますが、
基本は、和装の流れを汲んでいるようです。


デザインには、実際、飛鳥・奈良時代の舞台でもある奈良県で
万葉衣装の研究をされている山口千代子先生に監修もいただきました。
残された資料や絵を元に、衣装のイメージを膨らませていきます。
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デザインはもちろんのこと、生地も当時とは同じものはありません。
当時の質感を出せる生地の素材などにも、たくさんのアドバイスをいただき、
今回、進呈した生地が選ばれました。

そのアドバイスをもとに、担当の先生がミニサイズの衣装を再現したのがこちら
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左:当時の瓦職人など工人たちが着ていた衣装
中央:当時の男性の衣装
右:当時の女性の衣装

さてさて、どんな衣装が完成するのか、楽しみです♪

早速、制作作業、開始!!!
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夏休みや自身の課題を抱えながら、衣装制作にもとりくんでくれるということで・・・
完成予定は、今年の秋頃ぴかぴか(新しい)

文化祭の時期に合わせて、何かの形で発表ができたらと、
作業を進めていきます。
そして、衣装が完成した後は、宗吉かわらの里展示館で、
展示や、古代衣装体験など、いろいろな形で、
古代のことを知る機会が、さらに増えてきそうな予感です♪

秋の完成が楽しみです♪


posted by ほんまモンリポーター at 07:01| Comment(2) | 三豊ミステリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする