2020年11月21日

釈迦堂のイチョウ、見頃です!

 こんにちは、ショウタロウです。

 財田の釈迦堂のイチョウ。香川の保存木にも指定されている名木です。
 今そのイチョウの黄葉が見頃を迎えています(写真は11/17撮影のものです)。

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 写真を撮影した時はまだ「黄金色の絨毯」というほどではありませんでしたが、この週末はかなりよくなっていると思いますよ。


 釈迦堂には数台停められる駐車スペースがもありますが、そこまでの道はちょっと細いので十分気をつけてお通りください。

 秋ならではの景色、ぜひお楽しみください!

⬛釈迦堂のイチョウ(香川の保存木)
 住所:三豊市財田町財田上4494-1



posted by ほんまモンリポーター at 07:29| 香川 ☁| Comment(0) | 三豊の木 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年11月03日

【三豊の木】道の中にポツン!地域の願いで守られた「増原の楠」

 こんにちは、ショウタロウです。

 三豊の銘木を紹介するシリーズ。今回は高瀬町下麻の増原の楠です。
 三豊市から善通寺市に抜ける県道24号線を走っていくと道の真ん中にポツン、と立っています。
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 「どうして道の真ん中に…」と思いますよね。こういう木ってだいたい「道路工事のときに切ろうとしたら、不慮の事故が起こって…」という怖い話が多い気がするのですが…あ、右の方に解説板があるようです!

 高瀬町内の名所的なところにはだいたい推進隊でつくられた看板があってとても助かります。今回もあってよかった!
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 なるほど、なるほど、70年ぐらいまで前は、自治会場と庵、そして石仏があったそうで、この木はその守り木として地元の人に大切にされていたんですね。

 それにしても石仏が移転したのが昭和20年頃、切り倒す話がでたのがそれから20年、30年後なのに残すことを切望されたとは…地元の皆様の思いが伝わってきますね。
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 道路に挟まれてはしまいましたが立派な姿ですね。

 さて、私さきほどの解説を読んで、かつてあったという石仏が気になりました。解説によると「西数百メートルの場所に移された」とあるので探してみました。小一時間ほどうろうろ探してみて、見つけたのはこちらです。
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 真ん中に灯籠、両側に石仏?が祀られています。

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 こちらは石仏…でしょうか??

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 こちらは確かに石仏のようです。

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 かなり古いもののようですね。

 結局、これらがかつて楠の下にあったものかどうかはわかりませんでしたが、風化具合からみてかなり昔からあったものであり、そして花が飾られていたことから今も大切にされてきたものであることはよくわかりました。また何かの機会に調べてみたいと思います。

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 今も地域の人々、そして道路を行き交う人の守り木なのでしょうね。ありがとうございます。

⬛増原の楠
 場所:香川県三豊市高瀬町下麻(地図はこちら
 石仏のあった場所はこちら

 ありがとうございました!
posted by ほんまモンリポーター at 09:23| Comment(0) | 三豊の木 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月29日

【三豊の木】世界で唯一!?希少糖の木「ズイナ」

 こんにちは、ショウタロウです。
 三豊の名木を紹介するシリーズ、いつもは大きな木などを紹介していますが、今回は少し違った観点からご紹介します!

 さて先日、三野町の大見小学校付近を歩いていて、ある看板に気づきました。
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 希少糖の木!?
 希少糖(レアシュガー)という言葉は、香川の方でしたら「聞いたことがある!」という方も多いと思います。
 自然界にごくわずか(1%以下)しか存在しない糖類の総称で、香川大学、香川県庁、県内各企業が協力して研究・普及を進めている香川の逸品です。

 50種類ほどある希少糖の中で「D−プシコース」という希少糖は、ほぼゼロカロリーで「血糖値の上昇や脂肪の蓄積を抑制する(≒太りにくくする)」という機能が確認されています。そして、そのD−プシコースが含まれていることが唯一確認されている植物が看板の後ろに生えている「ズイナ」という木なのだそうです!
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 看板を見ると「まちづくり推進隊三野」のみなさんが育てていらっしゃるようですね。
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 私不勉強でした…希少糖ってなんとなく人工甘味料の1種なのかなと思っていたのです。天然成分だったのですね。

 ちなみに看板に出会った時は5月の半ばでしたが、ちょうど花が満開でしたよ。
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 白くてきれいですね〜なんとなく学校の理科の実験の後に使った「試験管洗い」を思い出しませんか?(笑)。

 今は花も終わってこのような感じになっていますが、希少糖を生み出す希少な木、一度ご覧に行かれてはいかがでしょうか??

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 (6/27の様子。青々としています!)

⬛希少糖の木「ズイナ」
 住所:三豊市三野町大見(地図はこちら
     ※大見小学校のとなりです!

ありがとうございました!
posted by ほんまモンリポーター at 18:00| Comment(0) | 三豊の木 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月16日

【三豊の木】まるでソテツの森!?香蔵寺のソテツ(香川の保存木)

 こんにちは、ショウタロウです。

 三豊の名木を紹介するシリーズ、今回は「香蔵寺のソテツ」です。
 香蔵寺は詫間町箱にあります。
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 まず山門の手間のかかった装飾に目が止まりましたよ。
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 この山門をくぐってすぐにそのソテツがあります。ちなみに普通ソテツというとこんな姿を思い浮かべませんか??
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 香蔵寺のソテツはこんな姿をしています。まるでソテツの森ですね!
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 香川県のHP(こちら)を見ると、このソテツは胸高周囲が2.08mとなっていますので、どうもこれで1本のソテツのようです!
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 根本に目をやると、うねるように枝分かれしている様子がわかります。
 そして、上の方でも飛び出すように枝分かれしています。
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 標識も葉に埋もれそう…
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 どの方向から見ても立派なソテツです。ソテツの本来の自生地は鹿児島県が北限です。ですので、香川はソテツにとってはちょっと寒い地域かもしれませんが、日当たりの良い境内でこれからの太陽を浴びてますます元気に育ってほしいと思いました。
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⬛香蔵寺のソテツ(香川の保存木)
 住所:三豊市詫間町箱552(地図はこちら
 樹高:5.5m
 胸高周囲:2.08m

 ありがとうございました!
posted by ほんまモンリポーター at 08:06| Comment(0) | 三豊の木 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年02月21日

【三豊の木】狛犬がユニーク!?雨の宮神社の社叢

こんにちは、ショウタロウです。

三豊の名木を紹介するシリーズ、今回は財田町の雨の宮神社の社叢です。
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「雨」という字が入ることからも予想できますが、この神社は「雨乞い」深く関係しているそうです。
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 約1,000年前の1043年(長久4年)の春の大旱魃で、稲の苗が枯れそうになったため村民が一致団結して雨乞いをしたところ、恵みの雨が降りそそいだということです。稲が枯れれば飢饉になったでしょうから、村民の方たちはどれほど嬉しかったことでしょうね。

 その御利益があったためか大正4年(1915年)の大嘗(だいじょう)祭(*)では、献納する筵(むしろ)の藁(わら)のための稲の苗を洗い清めた場所にも選ばれたそうです。

(*)天皇が即位後初めて行う新嘗(にいなめ)祭(その年の収穫を神に感謝する祭り))。ちなみに、この大正4年の大嘗祭のときには、当時の香川県山田村(現在の綾川町山田上)に献納するお米の田んぼ(主基斎田)が指定されています。綾川町では今も毎年盛大にお祝いしていて、2016年にはその記念館もできています(詳しくはこちら)。

 おっと、話が木からずれてしまいましたね(^_^;)
 こちらの社叢はとてもこじんまりしていますが、立派な木が生育していて県の自然記念物に指定されています。
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主な木はアラカシやタブノキだそうです。
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こちらの木は落雷か病害か何かで途中から折れたか、切られたのでしょうね。結果的にユニークな形となっています。
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こんな実がたくさん落ちていたので、多分ムクノキでしょう。
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さて、こちらの神社で社叢以外にちょっと面白かったのが、こちらの狛犬。
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はっきりとは分からなかったのですが、どちらも子どもを抱いているのでしょうか??
もしそうだとしたら、稲の生育のための雨わ、ひいては子孫繁栄を願って作られたものかもしれませんね。小さくても1,000年前からのいろんな思いが詰まった神社でした!

⬛雨の宮神社の社叢(香川県自然記念物)
 住所:三豊市財田町財田中川西578-1(地図はこちら
 構成樹種:クスノキ、タブノキ、カゴノキ

ありがとうございました!


posted by ほんまモンリポーター at 08:18| Comment(0) | 三豊の木 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする